第33回 日本ガラス工芸学会・研究会〔東京〕 レポート(写真)

快晴に恵まれた12月13日(土)午後、
上野の山の散りゆく紅葉が鮮やかな中、
日本ガラス工芸学会・東京藝術大学ガラス造形研究室(共催)
第33回 日本ガラス工芸学会・研究会が開催されました。

12月13日(土)午後 東京芸術大学上野校舎第33回 日本ガラス工芸学会・研究会

会場の様子

第33回 日本ガラス工芸学会・研究会会場の様子第33回 日本ガラス工芸学会・研究会会場の様子

発表の様子。

「とんぼ玉の魅力と制作技法」 発表者の増井敏雅氏 「とんぼ玉の魅力と制作技法」 発表者増井敏雅氏 

製作風景や材料の製作工房の様子など、写真や映像を多用したスライドでご紹介されました。

「とんぼ玉の魅力と制作技法」 発表 特大トンボ玉の製作
以前製作されたギネス申請も検討されたという特大トンボ玉の製作等の紹介もありました。

質疑応答は、温度管理や形状・模様の工夫、ソーダとクリスタルの材質について等、様々に。
発表後、増井敏雅氏の繊細な作品を拝見し意見が交換されました。

増井敏雅氏の作品増井敏雅氏の作品増井敏雅氏の作品

休憩をはさみ、
「アイヌ玉について」発表者 越田賢一郎氏
越田賢一郎氏

アイヌ玉について、時代・地域によるアイヌの複数の文化、アイヌ民族の生活の様式・居住地の特徴・経済状況、本土・樺太・華北との関わり等、現在判明している点・不明な点を整理しながらの丁寧な考察でした。

「アイヌ玉について」発表者 越田賢一郎氏「アイヌ玉について」「アイヌ玉について」発表者 越田賢一郎氏

質疑応答は、他の文化との関りやアイヌ玉の研究・展示についての質問等、幅広いものでした。

最後に、中井会長より今回の充実した発表と遠路お運び頂いた発表者のお二人への感謝が述べられ、研究会は終了。
中井泉会長

その後場所を移して忘年会を兼ねた懇親会が開催されました。

///日本ガラス工芸学会 ///
ガラスの研究者、愛好者、制作者をはじめ、ひろくガラス全般に関わる人々からなる団体です。
会員相互の連繋、情報交換などによって、ガラス研究やガラス文化の振興をはかることを目的としています。
会の趣旨にご賛同いただける方ならどなたでもご入会いただけます。
HP 日本ガラス工芸学会 j-glass.org

当ブログでは会員の皆さまからの情報を御待ちしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA