第80回 研究会「ウズベキスタンのブハラ・オアシス遺跡から出土したイスラームガラス」
3月22日(土)には本学会で初となる中央アジア地域のガラスについての研究会を行います。
ウズベキスタンのブハラ・オアシスより出土したガラスについて交易、成分組成、同位体比を
長年続けて来られた4名の研究者による発表です。普段は聴く機会のないテーマです。
皆さま奮ってご参加いただけますようお願いいたします。
なお、今回は会場での対面参加(会員限定)とオンライン参加(会員・一般参加可)のハイブリッド企画となります。
【タイトルと発表者】
「ブハラ・オアシス出土ガラスの製造と流通」細川貴子・竹田多麻子
「ブハラ・オアシス出土の初期イスラームガラスの化学分析」新免歳靖
「ブハラ・オアシス出土イスラームガラスのSr同位体比分析」田村朋美

【要旨】
ウズベキスタン南部に位置するブハラは古くからシルクロード交易の要衝の地であり、交易を担ったソグド商人たちの地としても有名です。8世紀初めにアラブ・イスラーム勢力が中央アジアを侵攻すると、ブハラもイスラーム世界に組み入れられ、13世紀のモンゴル襲来まで学問と文化の中心地として繁栄しました。ブハラのイスラーム化とともに西からもたらされた新しい物質文化の一つがガラスです。ガラス技術や職人、西方からの高級品が流入したと考えられています
発表者たちは、このブハラ・オアシス遺跡の発掘調査に参加し、遺跡から出土したガラスの考古学と文化財科学による調査を継続してきました。今回の発表では、これらの成果を踏まえて、ブハラ・オアシスでのガラスの製造、流通について報告します。
【日時】 2025年3月22日(土) 13:30~16:00
オンライン配信:Zoomによるミーティングシステムを使用します。
【会場】 日本ガラス工業センター 地下会議室
東京都新宿区百人町3-21-16

【タイムテーブル】
開場 13:00(対面) 13:15(オンライン)
13:30 研究会開始 前半と後半の間に休憩時間含む
15:30 質疑応答
16:00 閉会
【申し込み方法】
下記のリンクをクリックし、フォームを送信してください。
なお、1フォームお1人の参加申し込みとなっております。
グループでお申し込みの場合はご面倒ですがお一人ずつフォームをご記入ください。
https://forms.office.com/r/B4nv7U1Luv
【締め切り日】 3月20日正午
Zoomリンクはフォーム送信後に自動返信によって参加者に送付されます。
お申し込みをされた方で、前日までにZoom招待が届いていない方はお知らせください。
キャンセルの際は下記メールアドレスにご連絡ください。
【申し込み先・問い合わせ先メールアドレス】
yk1331★tokai.ac.jp (★印を@に変更してお送りください)
山花京子(研究企画理事)
日本ガラス工芸学会 研究企画委員会