日本ガラス工芸学会 創立40周年記念 総会・記念式典・講演会のご報告

さる5月30日土曜日。
快晴に恵まれた中、東京ミッドタウンのサントリー美術館にて
日本ガラス工芸学会創立40周年記念総会・記念式典・講演会が開催され、無事に終了いたしました。

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記念式典後の集合写真

2015/5/30快晴の東京ミッドタウン2015/5/30サントリー美術館
2015/5/30快晴の東京ミッドタウンとサントリー美術館(着想のマエストロ 乾山見参!展開催中)

・第40回総会
13:00より第40回総会が行われ、 出席・委任状を合わせ過半数を超え、総会は有効に開催されました。

日本ガラス工芸学会第40回総会
2014年年度活動報告及び決算報告、会計監査、役員改選、2015年度事業計画及び決算報告
等の議案はすべて承認されました。
新理事の承認とその互選により、中井泉(東京理科大学教授)が引き続き会長を務めます。

※2015年度活動予定、2015-2016役員等は追ってサイトに掲載いたします。

・第40回記念式典
14:00より
日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典が挙行

日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ
日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ
日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ日本ガラス工芸学会創立40周年記念式典 40年のあゆみ
1975年の「ガラス工芸研究会」(1975/9/7東京国立博物館大講堂で設立総会)の創立以来の活動をスライドで振り返りました。
(6代谷一尚会長、7代土屋良雄会長、8代井上暁子会長、9代中井泉会長、吉田淳一・山花京子研究企画委員が登壇)

5代会長棚橋淳二氏よりメッセージも頂き、司会池田まゆみ氏が代読されました。

また長年、会に貢献されたとして土屋良雄氏に記念の品としてガラスの靴(東洋佐々木ガラス製造)が進呈されました。

土屋良雄氏に記念の品ガラスの靴(東洋佐々木ガラス製造)
のち記念写真撮影(冒頭掲載)

・記念講演会
休憩をはさみ記念講演会『日本のガラス40年』を開催、3名の登壇で3つの視点からガラスに光を当てました。

1.「ガラス工芸史の視点から」
ガラス工芸史家 井上曉子
ガラス造形作家/東京藝術大学大学院ガラス造形研究室教授 藤原信幸 (発表者)
ガラス造形作家 奥野美果
「ガラス工芸史の視点から」「ガラス工芸史の視点から」
「ガラス工芸史の視点から」「ガラス工芸史の視点から」
日本のガラス作家を歴史的な系譜や活動の舞台、またガラス教育機関・スタジオグラス運動との関わりと対照しながらの発表

2.「考古学・科学の視点から」 奈良文化財研究所都城発掘調査部保存科学実験室主任研究員 降幡順子

「考古学・科学の視点から」 奈良文化財研究所都城発掘調査部保存科学実験室主任研究員 降幡順子「考古学・科学の視点から」 奈良文化財研究所都城発掘調査部保存科学実験室主任研究員 降幡順子
「考古学・科学の視点から」 奈良文化財研究所都城発掘調査部保存科学実験室主任研究員 降幡順子「考古学・科学の視点から」 奈良文化財研究所都城発掘調査部保存科学実験室主任研究員 降幡順子
ガラスの分析からわかる情報、考古学・古代技術史・人類学との関わりなど。年代事の特徴と発掘されている遺跡など今後の展望の発表。

3.「ハイテクガラスの最前線」 東京理科大学基礎工学部材料工学科教授 安盛敦雄

「ハイテクガラスの最前線」  東京理科大学基礎工学部材料工学科教授 安盛敦雄「ハイテクガラスの最前線」  東京理科大学基礎工学部材料工学科教授 安盛敦雄
「ハイテクガラスの最前線」  東京理科大学基礎工学部材料工学科教授 安盛敦雄「ハイテクガラスの最前線」  東京理科大学基礎工学部材料工学科教授 安盛敦雄
ハイテクガラスから、光ファンバー・フラットディスプレイパネルとその化学強化・LED・センシング等について研究や現状を発表

以上、簡単ではありますが創立40周年記念総会・記念式典・講演会の模様をご報告いたします。

こののち、明治記念館にて 『日本ガラス工芸学会創立40周年記念祝賀会』が開催されました。
こちらは別途、ご報告いたします。

///日本ガラス工芸学会 ///
ガラスの研究者、愛好者、制作者をはじめ、ひろくガラス全般に関わる人々からなる団体です。
会員相互の連繋、情報交換などによって、ガラス研究やガラス文化の振興をはかることを目的としています。
会の趣旨にご賛同いただける方ならどなたでもご入会いただけます。
HP 日本ガラス工芸学会 j-glass.org

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