6/12 第52回オンライン研究会「北海道のガラス特集」

第52回 オンライン研究会のご案内
北海道のガラス特集

会員各位
五月雨の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
日本ガラス工芸学会2021年度第2回目の研究会は北海道のガラス玉、そしてアイヌ文化の玉をテーマに取り上げます。発表者の高橋美鈴会員は北海道を中心とした北東アジアのガラスの道を成分分析を通して研究されています。そして、越田賢一郎会員は北海道の考古学に関する書籍も数多く執筆されている考古学者で、アイヌ文化の装身具に用いられている大きなガラス玉についても多くの研究を発表されています。
今回はお二人による北東アジアの中での北海道の文化をガラス玉の研究という視点から論じていただきます。専門家による最新の研究事情を知る絶好のチャンスです。
なお、本研究会は会員限定となっておりますので、非会員の方は参加できません。会員の皆様は是非ご参加ください。

【日時】
日時:2021年6月12日(土)13:30~16:00
オンライン配信:Zoomによるミーティングシステムを使用します。

開場 13:15
 司会進行:山花京子(研究企画理事)
発表者1 高橋美鈴 「北海道の遺跡から出土するガラス小玉の材質変遷」
13:30~14:30
 北海道では、縄文時代以後、続縄文、擦文、アイヌ文化期といった本州とは違う独自の文化が形成されていきます。
 本発表では、続縄文文化期からアイヌ文化期にかけての遺跡から出土したガラス小玉について、蛍光エックス線分析装置を用いた材質分析や鉛同位体比分析による産地推定の結果をもとにガラスの基礎材質の変遷を明らかにし、北海道と大陸や本州との流通・交易について分析の観点から紐解きます。

休憩5分間

発表者2 越田賢一郎 「タマサイとシトキ ―アイヌ文化のガラス玉―」
14:35~15:35
北海道では旧石器文化以来、様々な玉文化が展開しています。なかでも、アイヌ民族の
タマサイ(首飾り)は、大陸や本州から移入したガラス玉とシトキと呼ばれる胸飾りなどが組み合わされて、見事な装身具を形成しています。今回は、江戸時代に「山旦交易」と呼ばれた、アイヌ民族と大陸の黒竜江(アムール川)下流域の諸民族との交易を中心に、発掘資料と文献からガラス玉が運ばれてきた道をたどってみたいと思います。

15:35~16:00 質疑応答
16:00 閉会

【申し込み方法】
下記のリンクをクリックしフォームを送信するか、QRコードを読み取ってください。


https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=bwmDgs680ESPVOV6qE0aItY7Vdy0jKpKtHZVSWDYbkJUNFRTM0RHSjFLUUtOSFBRS0xMMFc4U0Q5OC4u

【締め切り日】
申し込み締め切り日は6月10日20時とさせていただきます。Zoomリンク先の配布は前日の6月11日に行います。お申し込みをされた方で、前日23時までにZoom招待が届いていない方はお知らせください。
キャンセルの際は下記メールアドレスにご連絡ください。
【問い合わせ先メールアドレス】
yamahana_kyoko_egy★tokai-u.jp (★印を@に変更してお送りください)
山花京子(研究企画理事)
皆様のご参加をお待ちしております。
研究企画委員:山花京子・奥野美果・近岡令・村串まどか・堀口徹
事務局 井上暁子

///日本ガラス工芸学会 ///
ガラスの研究者、愛好者、制作者をはじめ、ひろくガラス全般に関わる人々からなる団体です。
会員相互の連繋、情報交換などによって、ガラス研究やガラス文化の振興をはかることを目的としています。
会の趣旨にご賛同いただける方ならどなたでもご入会いただけます。
HP 日本ガラス工芸学会 j-glass.org

当ブログでは会員の皆さまからの情報を御待ちしています。