9/10(土)第62回 日本ガラス工芸学会・研究会〔関西〕のご案内

蒸し暑い日々が続いておりますが、日本ガラス工芸学会会員の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
恒例となりました、研究会を下記の要領で開催したいと思います。皆様ふるってご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
なお、今回はのご参加は会員のみに限らせていただきますので、ご了承ください。

今回は、新型コロナ感染予防の観点から研究発表をハイブリッド形式(現地参加、Google meetsによるオンライン参加)で行いたいと存じます。なお、オンライン参加の場合はパソコン(あるいはスマホやタブレット)と、ご自身のGoogleアカウントとインターネット環境(Wi-Fiなど)とが必要となります。ご不明の場合は、下記の連絡先アドレスにご一報いただけますよう、お願いいたします。

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日時
2022 年 9 月 10 日(土)13:30~16:00

開場受付
13:00(オンライン参加の開室時間 13:15)

概要

13:30~14:40 発表時間(質疑応答含む)
「ガラスの破損解析」~モノ作りから見た解析の重要性~

発表者 石亀重治 会員
ガラスは透明で成形自由度の優れた材料であるが、表面のキズや強い引張応力を加えると破損しやすい。ガラス造形物の割れ(破損)には必ず起源(オリジン)がある。破断面には必ず特徴のあるパターンが現れる。そのガラスの破断面を観察すると、破壊に至った物語りを如実に表している。その物語を読み解き、原因を突き止め、工程改善する事がガラスメーカーの破損解析の目的である。今回はいくつかのガラス製品に的を絞り、ガラスに秘められた謎の現象を追跡した。

14:40~14:50 10分間休憩

14:50~16:00
「大正期発刊のステンドグラス図案集から見たステンドグラスの普及について 」

発表者 吉田淳一 会員
大正期に発行されたステンドグラス図案集に建築画報社『スティンドグラス図案集』大正2(1913)年刊行と『近世スティンドグラス図案集』大正10(1921)年刊行がある。続いて、洪洋社『建築写真類聚スティンドグラス巻一』大正6(1917)年刊行、『建築写真類聚 スティンドグラス巻二』大正15(1926)年刊行がある。これらに掲載されたステンドグラスを調査していく中で、文献調査から特定できるステンドグラス写真の他に、アールヌーヴォー或いはセセッションのステンドグラス図案が多数あることに気が付く。これらの図案集に基づいて、大正期のステンドグラスの普及について考察を述べる。

形式:
ハイブリッド(現地参加、Google meets によるオンライン参加)

現地参加場所:
大阪駅前第 3 ビル 19 階 大阪産業大学 梅田サテライトキャンパス レクチャールーム B

研究会参加(現地参加)について:
当日現地参加希望か、オンライン参加希望をお聞かせください。会員の皆様の研究会へのご参加は無料です。
今回は、非会員の方々の参加を控えて頂きますよう、お願いいたします。

収容人数の関係から、ご参加になる方は、
前もって事務局または担当(吉田メールアドレス yoshida★edd.osaka-sandai.ac.jp)
(メールを送る際は★を@に変更してください)へご連絡下さい。

研究会参加(オンライン参加)について:
この研究会にオンライン参加希望の方は、9 月 9 日(金)までに、ご連絡ください。
オンライン配信には Google meet を使用しますので、要領を追ってご案内さしあげます。
以上

関西研究企画 吉田淳一 yoshida★edd.osaka-sandai.ac.jp)
研究企画委員長 山花京子(yamahana_kyoko_egy★tokai-u.jp)
(メールを送る際は★を@に変更してください)

///日本ガラス工芸学会 ///
ガラスの研究者、愛好者、制作者をはじめ、ひろくガラス全般に関わる人々からなる団体です。
会員相互の連繋、情報交換などによって、ガラス研究やガラス文化の振興をはかることを目的としています。
会の趣旨にご賛同いただける方ならどなたでもご入会いただけます。
HP 日本ガラス工芸学会 j-glass.org
当ブログでは会員の皆さまからの情報を御待ちしています。