本日、日本ガラス工芸学会第44回総会をサントリー美術館にて開催いたします。
スケジュールをご確認下さい。
当日は、サントリー文化財団50周年を記念する特別展『information or inspiration?
左脳と右脳でたのしむ日本の美』と題するたいへんユニークな展覧会の見学、および特別講演会を予定しております。
今年は、2013年より本学会の会長として会を盛りたて、3月に東京理科大学理学部教授を退職された中井泉氏のご講演を予定しております。中井先生は分析化学,特に放射光X線分析とオンサイト分析技術の開発・応用において,材料素材から生体・文化財に至るまで対象を問わず,世界的な成果を挙げてこられました。とりわけ蛍光X線による非破壊分析法をガラス研究の分野に応用することで新な視点を開き、古代エジプトから中近東、アジア、日本のガラス研究に多大なご貢献をなされました。
日時:
2019年5月11日(土)11:00~17:00
会場:
サントリー美術館 6階ホール
東京都港区赤坂9丁目7−4 東京ミッドタウンガーデンサイド
https://www.suntory.co.jp/sma/
受付:
11:00~14:00までサントリー美術館3階入口、学会受付窓口にて。
*出席通知をいただいた会員は入館券の購入は不要です。日本ガラス工芸学会受付にてバッジ(当日に限り再入場可能)を配布いたします。
*会員以外の同伴者の方は、券を購入せず学会受付にて入館料(一般1100円、学生500円)をお納めください。また準備の都合上、講演会にご参加を希望される同伴者がある場合は、総会出欠通知にて、事前にお名前と人数をお知らせください。
*学会受付は14:00までですので、遅れないようお願いいたします。
次第
11:00 受付開始 3F美術館入り口 学会受付
11:00~13:45
展覧会自由見学
14:00~14:45 総会
15:00 特別講演会 「文化財を分析する楽しみ―いにしえのガラスの物語を聞く」 講師:中井 泉
氏
17:00 終了
*美術館は20:00まで開館、ご自由に見学できます
*行事終了後、別会場にて懇親会。
当日のご連絡は総務池田まゆみ携帯まで。
特別講演会について
特別講演会 「文化財を分析する楽しみ―いにしえのガラスの物語を聞く」
講演概要: 文化財を本格的に研究したのは、薩摩切子の赤色の起源を解明した研究に始まる。古代ガラスとの出会いはイスタンブールのハギヤソフィヤ教会の天井ドームのモザイクガラスの分析が始まりで、引き続き,中近東文化センターのトルコ調査隊に参加して、本格的に考古化学の研究を始めて25年になる。考古遺物は収蔵施設からの持ち出しが難しい事から、ポータブルX線分析装置をメーカーと共同開発して、その場分析するようになった。物質にはその起源と履歴の情報が含まれていて物質史とよび、分析により読み出すことが可能である。講演では、古代ガラスを分析すると何がわかるか分析する楽しみを紹介する。
講師紹介
中井 泉 氏
略 歴:
1953年2月 東京世田谷区に生まれる
1975年4月 東京教育大学理学部化学化卒
1980年3月 筑波大学大学院化学研究科博士課程修了
1982年8月 筑波大学化学系 助手
1984年2月 同 講師
1994年4月 東京理科大学理学部応用化学科 助教授
1998年4月 同 教授
2005年4月 東京理科大学グリーン光科学技術研究センター センター長
2010年4月 東京理科大学グリーン・セーフティ研究センター センター長
2013年5月 日本ガラス工芸学会会長
///日本ガラス工芸学会 ///
ガラスの研究者、愛好者、制作者をはじめ、ひろくガラス全般に関わる人々からなる団体です。
会員相互の連繋、情報交換などによって、ガラス研究やガラス文化の振興をはかることを目的としています。
会の趣旨にご賛同いただける方ならどなたでもご入会いただけます。
HP 日本ガラス工芸学会 j-glass.org
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