4/17~6/27 栃木県立美術館 町田市博蔵「岩田色ガラスの世界」 以降巡回

栃木県立美術館では来る4/17より、

企画展 町田市立博物館所蔵「岩田色ガラスの世界~岩田 藤七・久利・糸子」

を開催されます。

昭和初期、ガラスといえば食器や板ガラスなどの実用品や、硬質な切子ガラスなどの生産が一般的でしたが、岩田 藤七は、宙吹き技法による熔けたガラス特有のやわらかな造形に豊かな色彩をまとまった作品を発表し、日本のガラス工芸を芸術の域にまで高めました。さらに、長男の久利は、色と光が織り成す華麗な芸術作品へと発展させ、久利の妻の糸子は、藤七が興した岩田工芸硝子株式会社を受け継ぎ、自らも作品を制作しました。
この企画展では、町田市立博物館のコレクションから、近代日本の硝子工芸史の礎を築いた岩田 藤七・久利・糸子の作品約100点を御紹介します。

文・ちらし画像 栃木県報道発表より https://www.pref.tochigi.lg.jp/c01/houdou/kenbi-kikakuten/2021-1kikakuten.html

関連企画の1つとして、5/23(日)午後2時より会員の齊籐 晴子さん(町田市立博物館学芸員)による講演会が開催されます。
講演会
「日本のガラス工芸史における 岩田藤七、久利、糸子」
講師
齊籐 晴子氏(町田市立博物館学芸員)
日時
5/23(日) 午後2時~3時30分
会場
県立美術館集会室
定員
60名 ※往復はがきによる事前申込みが必要

会期
2021/4/17(土)~6/27(日)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(5/3は開館)、5/6(木曜日)
会場
栃木県立美術館 栃木県宇都宮市桜4-2-7 http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/

なお本展は、
7/10(土)~岐阜県現代陶芸美術館
9/21(火)~神奈川県立近代美術館鎌倉別館
と各地を巡回される予定です。

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