9/9 第 68回 日本ガラス工芸学会・研究会〔関西〕のご案内


厳しい暑さの日々が続いておりますが、日本ガラス工芸学会会員の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

恒例となりました、研究会を下記の要領で開催したいと思います。皆様ふるってご参加いただけますよう、お願い申し上げます。

今回は、研究発表をハイブリッド形式(現地参加および によるオンライン参加)で行いたいと存じます。なお、オンライン参加の場合はパソコン(あるいはスマホやタブレット)と、インターネット環境( など)とが必要となります。ご不明の場合は、下記の連絡先アドレスにご一報いただけますよう、お願いいたします。

日時: 2023年9月9日(土)13:30~17:30

開場受付 13:00(オンライン参加の開室時間13:15)

13:30~15:00 発表時間(質疑応答含む)
「結晶化ガラス」 ガラスとセレンディピティ(偶然の発見)

発表者 石亀重治 会員
米国コーニング社のストウキー( 1915~2014)は、ある時窯から取り出したガラスが陶磁器のような結晶体に変わっている事を見つけ出した。
ガラス工業では、ガラスが一部でも結晶に変わる事を嫌っていたが、強くて美しい材料になるかもしれないとの発想から逆に新材料として取り上げた。
一般に結晶化ガラスは、原料の溶融によってつくったガラスを数100℃~1200℃程度の温度で再加熱して、微細な結晶を析出させる方法でつくられる。
年にコーニング社が発表した結晶化ガラスは、ガラスの特性をはるかに超える材料として注目を浴びた。後にゼロ膨張結晶化ガラスが普及し、高耐熱製品、低膨張率製品へと発展していった。近年では光ファイバー接続用フェノール、電子部品焼成用セッター、生体材料等幅広く活用され続けている。
2016年3月、当学会員4名で訪問したコーニングガラス美術館での体験記を含め紹介する。

15:00~15:10 10分間休憩

15:20~17:00
「大正期発刊のステンドグラス図案集から見たステンドグラスの普及について-名古屋市文化のみち「二葉館」「撞木館」のステンドグラス調査報告」
発表者 吉田淳一 会員
今回は、大正期に発行された建築画報社『近世スティンドグラス図案集』に写真が掲載された「二葉館」のステンドグラスと、洪洋社『建築写真類聚スティンドグラス巻一』の図案を参考にしたと思われる「撞木館」のステンドグラスについて調査を行った。これらの図案集に基づいて、大正期のステンドグラスの普及について考察を述べる。


場所:大阪駅前第3ビル19階
大阪産業大学 梅田サテライトキャンパス セミナールーム

〔交通〕
●JR「大阪駅」より徒歩 約15分
●JR「北新地駅」より徒歩 約10分
●阪急「梅田駅」より徒歩 約15分
●阪神「梅田駅」より徒歩 約10分
●地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩 約10分
〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル19F
TEL: 06(6442)5522 FAX: 06(6442)5524

研究会参加(現地参加)について:
当日現地参加希望か、オンライン参加希望をお聞かせください。会員の皆様の研究会へのご参加は無料です。今回は、非会員の方々の参加を控えて頂きますよう、お願いいたします。
収容人数の関係から、ご参加になる方は、前もって事務局または担当(吉田 メールアドレス yoshida★edd.osaka-sandai.ac.jp)(メールを送る際は★を@に変更してください)へご連絡いただけますよう、お願いいたします。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

研究会参加(オンライン参加)について:
2023年9月9日(土)研究会(関西)にオンライン参加希望の方は、9月8日(金)までに、ご連絡ください。オンライン配信にはZoomを使用しますので、要領を追ってご案内さしあげます。
以上


関西研究企画 吉田淳一yoshida★edd.osaka-sandai.ac.jp)(メールを送る際は★を@に変更してください)
研究企画 船曵悦子(funabiki@edd.osaka-sandai.ac.jp)