妖精の森ガラス美術館 平成26年度秋~冬期企画展
倉敷ガラスの展開-小谷眞三・小谷栄次の仕事
小谷 眞三「手付角長瓶」
この展覧会は、「倉敷ガラス」というブランドを築いてきた小谷眞三さんと小谷栄次さんの仕事をご紹介するものです。
水島でクリスマスツリーの飾り玉を作っていた小谷眞三さんは、ある時コップの制作を頼まれ、試行錯誤の末にたっぷりとして温かみのある作品を仕上げます。これが倉敷民藝館長の外村吉之助氏の目に留まり、その後は民芸思想に影響を受けながら制作に努めました。昭和39年に一人一貫作業の炉を築き、50年にわたって制作一筋の道を歩みます。
一方、大学卒業後、会社勤めを辞してガラス作りの世界に入った小谷栄次さんは、父の教えを受け、繰り返しの作業を通して技術を習得していきました。1983年に倉敷市羽島に築炉し、その後、1996年には父・眞三さんの工房がある粒江に工房を移して制作を続けています。
この展覧会では、小谷眞三さんと小谷栄次さんの作品を並べて展示し、父子の間で作品の形や色彩について何が継承され、何が新たに展開されてきたのかをたどってみます。お二人の創作の軌跡をじっくりとご覧下さい。
小谷 栄次「酒瓶とワイン」
<展覧会概要>
主催:妖精の森ガラス美術館
会場:妖精の森ガラス美術館2階企画展示室
会期:2014年9月10日(水)~2015年1月19日(月)
出品点数:小谷眞三作品 14点
小谷栄次作品 18件 74点
///日本ガラス工芸学会 ///
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